ザ・ウエストクリフに、新しいシェフが登場しました。しかも、ただのシェフではありません。ニッキー・ギブスは、鋭いビジ ョンを持ったマクロビオティックな食事法を推進しており、自然な食材や地元の食材を季節に合わせて食べることで、健康と栄養に最も優れた食事ができると考えています。加えて、味覚も素晴らしく、刺激的な料理を求める反面、健康も 気になり、体によいものを口にしたいと考えるゲストにとっては素晴らしいニュースでしょう。
ギブスの料理は、近隣の農家から特定の野菜を仕入れ、南半球で自然に季節の旬を迎えている食材を使用するため、その季節ごとにメニューは変化します。
また自然な食材を食べるよう、放し飼いで、牧草を飼料に、抗生剤やステロイド等の薬品を使用せずに育てられた家畜の肉を利用しています。そして、その違いはしっかりと味に出ています。
ニッキー・ギブスの作る食事は、ライトで、健康的です。塩の代わりに醤油を用い、ホテルの小さなハーブ・ガーデンでとれたフレッシュ・ハーブを用い、ベビー・ビートルートやベビー・キャロットを はじめとしたベビーリーフ類をふんだんに使用します。食物はただ口にするものではなく、「食物 より命を受けている」と理解する人には、とても素晴らしい天からのさずかりものです。ギブスは、調理する材料の仕入先にもこだわりを持ち、持続的に入手可能な農作物であることに気を遣っています。サステイナブル・シーフード・イニシアチブ(持続的に捕獲可能なシーフード)において、絶滅が危惧されているような貴重な魚は購入しません。よって、メニューに使用されるのはアンコウ、ダルストルームの鱒やキハダマグロなどの魚を使用しています。彼女の唯一のこだわりは、鮭をスコットランドから輸入することで、彼女にとって、世界最高の鮭はスコットランドのものであり、これをウエストクリフにて直接スモークにして提供しています。