人工知能が流行っているが、まだ不完全で、アプリケーションは機械学習から想像された誇大宣伝のものが多いという。
AIの本当の価値は、ユーザーエクスペリエンスを個人に合わせてスケールアップし続けることにある。顧客が高品質のサービスや個人用にカスタマイズされた最善のアドバイスを求めるという点で、金融サービスは特にAI分野に興味を持っている。特に大手の金融機関はAIでのデータ収集、分析、プロセスの自動化、個人に合わせた商品の提供の可能性を模索している。
このAIという大きな可能性は、さらに大きな課題をもたらし、多くの銀行や証券会社、富裕層は、最先端の技術を構築しその実装を管理することに専念できていない。AIのトップ開発者を発掘し長期で雇用し続けることは難しく、現在の開発サイクルでは、急速に変化する金融市場にとっては期間が長すぎる。銀行や証券会社は、伝統的にはテクノロジー企業ではなく、財務であると考えてきた。 しかし、金融は急速に技術ビジネスになっている。
米国と英国のアプリストアには「ショーケース」というアプリが導入されている。
投資家が新規のExchange Traded Fund(ETF)を発見できる投機機会として導入されており、毎日10万件以上の記事を分析し、NLP技術を使用してそれらの状況を把握し、2,000人の異なるETFとそれらを結びつけ人間では実行することが不可能なプロセスを提供している。
ロボット技術、自動化、AIの本当の到来によって、投資家にとっての機会は巨大なものとなっている。数ある企業にとってのこの新しい世界での生き残りの道は、これらの技術を利用していかにしてビジネスを成立させていくかにある。この新しい成長にむけてスタート位置についている投資家だけが、明日の勝者かもしれない。
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