写真:©HondaJet Elite / 室内
ホンダは、日本国内で受注を始めた小型ビジネスジェット機「HondaJet Elite(ホンダジェット エリート)」を国内メディアに公開した。既に企業や富裕層向けに試乗会を始めており、性能や利便性をアピールして売り込みを図っている。
HondaJet Eliteは全長約13メートル・7人乗り。客室はミニバンより広く、向かい合う座席の間隔が約2メートルあり、足元に余裕がある。座席回りにはテーブルや電源を備え、インターネットも使える。従来のHondaJetに対して、エンジンノイズを低減させるインレット構造を新たに採用し、静粛性の向上しているため、飛行時でも自然に会話ができるよう騒音も適度に抑えられている。
2020年の東京オリンピックパラリンピックへ向けて、2019年の早い時期の納品を目指している。価格は6億円弱と富裕層にとっては大変お手頃な価格での販売となっている。日本で狙うのは、訪日外国人観光客の富裕層。限られた時間で、ストレスなく移動できるビジネスジェットの利点をアピールして、「エアタクシー」のような利用を見込んでいるとみられる。成功の鍵を握るのは航空会社などとの提携だろう。
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