写真:©パナソニックエコソリューションズ
インターネット通販の普及で、Eコマース市場の拡大と宅配の需要と供給が追い付いていない問題がたびたびニュースになっている。留守宅への再配達の増加に、宅配サービスが追いつかないという社会現象も起きる中、電源不要で後付け設置可能な宅配ボックスが話題だ。
パナソニックエコソリューションズ社が第一号を発売したのは1992年。商品開発を重ねつつ、インターネット通販の普及もあって、ようやく需要と合致する時期に来たのだ。製品の中には受取印を押せるものまで存在する。
2016年12月から2017年3月まで、「日本で一番共働き家庭が多い」という福井県あわら市の100世帯に無料で設置し、再配達率や満足度を調査。再配達率は4カ月間で49%から8%に減少し、利用者が満足と答えた割合は98%と評価が高かった。2017年11月から2018年1月までは、「日本一学生が集まる」という京都市でも実証実験を行ったところ、再配達率は43%から15%まで減少した。
再配達の減少で、働き方改革や環境問題にも貢献できると自負しており、さらなる需要拡大に自信をのぞかせる。再配達が減ったことで、宅配業者の業務時間が削減されることで、今後も集合住宅をはじめとして、広く導入が検討されている。
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