写真:©百年住宅株式会社
百年住宅(静岡市)は、ベトナムのローカルデベロッパーでベトナム南部のムイネーでリゾート分譲を進めているサイゴンインベストメント(ホーチミン、SIV社)にコンクリート住宅を効率よくつくれる同社の工法(WPC工法)のライセンス権を4月13日付で供与した。SIV社は、PC工法による高品質な住宅を別荘として現地の富裕層向けに販売する。別荘は一戸建て形式で延床面約70坪の2階建て、2019年8月には50棟~100棟が完成予定。
今年の夏までにコンクリート製造工場をSIV社の所有地内に整え、百年住宅の日本人技術者を派遣してパネル製造の工場設計・施工手法などのノウハウを提供する。PCパネルの品質の要となる枠型は、百年住宅が日本で製作したものを現地工場に投資する。また、百年住宅はSIV社に対し2021年までの3年間、ムイネー近郊の15省(日本でいう県相当の自治体の単位)に限りライセンス権を与えるとしており、SIV社はリゾート開発地以外の地域でもWPC工法の建物の販売が可能となる。百年住宅はWPC工法の建物一棟完成ごとにロイヤリティを受け取る。
百年住宅は今後、経済成長・人口増加が見込まれる東南アジア圏にてさらなる事業拡大を図るとしている。