富裕層マーケティングビジネス独り言:「Gift→Barter→Currency」
何年か前になりますが、五井平和財団が毎年選出している五井平和賞のトークセッションにて多摩大学大学院の田坂広志氏がEconomyを次のように分けて解説していました。
「Gift→Barter→Currency」 誰かに何かをあげる、という経済→物々交換の経済→貨幣経済というのが歴史で起こったことだと。
面白いことに、現在の貨幣経済の象徴たる「google」はタダで検索機能を提供するGift Economyなのだ、と。ヘーゲル弁証論(らせん階段理論)で言えば、一歩進化しているGift Economyなのだと。恐ろしい分析力ですね。で、私が思うに、らせん階段理論でも、歴史をひもといてみても、Giftの次はBarter、いわゆる物々交換のマーケットがまた来るのではないかと考えているわけです。富裕層Barter市場はまだまだどこも創り上げていないものです。しかしながら、この市場は歴史的な視点で物言えば、必ずやいつか来る市場。貨幣が介在しないbarter市場では、一般的に「わらしべ長者」がでてきます。もともと富裕層バーター市場はだいぶ前に構想しましたが、マーケットインはそろそろなのかなと感じています。なんといっても無駄のない美しいマーケットなんですよね。
富裕層参加のバータービジネスを考えた場合、チャリティ付でシステム化できれば恐ろしい社会財産になるはずです。一方、富裕層C2Cバーター市場の次には貨幣経済の最終地点、富裕層C2Cネットオークションの市場が必ずやってくるでしょう。歴史的にみて、富裕層オークション市場の登場は当然なのです。billionaire Xchangeなどはまさにその好例でしょう。弊社も富裕層メンバーシップサイト <a href=”http://www.highnetworth.co.jp/”>www.highnetworth.co.jp</a> 内にバーターとオークションは実験開始しています。
C2Cの富裕層ビジネスはこれからが本番のはずです。