富裕層マーケティングビジネス独り言第4章「自社基準のロイヤルカスタマーを探す」その1
さて、ロイヤルカスタマー戦略で最も重要といっても過言ではないのが<span style=”color: #ff0000;”>既存顧客のうちどこで線を引いてロイヤルカスタマーとみなすか否かという基準</span>です。基準ですから必ず意思決定しなければなりませんし、その基準に基づいて顧客数が増加していく期待感がないとならないわけです。
前章でも述べさせていただいたように、ロイヤルカスタマー戦略というビジネスを拡大させていくのにも、単純に考えれば次の3つの基本形が戦略に内包されていることが必須条件です。
1:顧客の数を増やすこと、
2:顧客あたりの平均販売額を増やすこと、
3:顧客の購買頻度を増やすこと
大企業の場合、2つの視点があると考えます。
<span style=”color: #ff0000;”>ひとつはいわゆる「2:8の法則」をあてはめてみること</span>です。顧客の2割が全体の8割の収益をもたらす、という考え方で、意外とあてはまっているものです。一番最初に「どうやってやっていこうか」と会議なんぞするよりも、一回この2:8の法則を当てはめて検証してみることをお勧めします。
当然ですが、全体顧客の20%をロイヤルカスタマーとするにはあまりにも最初の数としては多すぎる、、、、、大企業の場合はこのような結果になることが予想されます。