日本人医師・医療機関向け「中国就業・進出支援サービス」を提供開始
日本の高度な医療サービスと日本人医師の海外進出支援を専門とするメディカルエクスポート合同会社は、2019年7月より、日本人医師と医療機関を対象に「中国就業・進出支援サービス」の提供を開始した。
医療ツーリズムで日本を訪れる中国人富裕層が増えてきた中、医療ニーズと日本人医師・医療機関による高度な医療サービスをマッチングさせ、日本の医療業界の更なる発展と中国の医療サービス水準の向上に貢献することを目指している。
医療機関にとっては新たな経営基盤の確立が急務となっており、外国人患者を受け入れる「医療インバウンド」や海外に進出する「医療アウトバウンド」に対する関心が高まっているのが現状だ。
日々の診療業務に忙殺されている医療現場では、自らの高い医療技術をもとにワークライフバランスを実現することを目指し、海外での就業を希望する医師が年々増加している。
中国における豊富な医療業界経験とネットワークを活用し、今回新たに日本人医師を対象とした「中国就業支援サービス」と、医療機関を対象とした「中国現地医療機関設立支援サービス」の2つのサービスの提供を開始する。
医療ツーリズムが盛んであるのは、平成30年に発給された医療滞在ビザの84%超(総発給数1,650件中1,390件)が中国人に対するものであり(出典:外務省平成30年査証発給統計)、在住する外国人も多く、日本人も中国全土に124,162名が定住し、中国在住の日本人・外国人からも高い医療ニーズがある(出典:外務省平成30年海外在留邦人数調査統計)。
さらに、中国(台湾・香港除く)では、「外国医師来華短期行医暫行管理弁法」において1年毎の登録・更新による外国人医師の診療行為が認められており、他国に比べて日本人医師・医療機関が進出しやすい環境が整っています。