中国人富裕層が求めているのは爆買いから独占買いへ
中国人富裕層の爆買いが話題になって久しいが、もともと中国人は日本人より購買意欲が高い。
中国国内の消費動向は前年同期比9.4%、社会消費品小売り総額は18兆元(日本円で約288兆円)と右肩上がりで成長している。
そんな中、中国人観光客が今求めているのは、日本企業のハイエンドユーザー向けのサプリメントやこだわりの化粧品・美容関連機器・高級な装飾品や調度品だ。大塚家具で、富裕層向け高級羽毛布団を中国実店舗で販売という記事を書いたのだが、このようなハイエンドユーザー向けの需要が高いのだ。
中国での経済を下支えしているのは個人消費で、化粧品・サプリメント・健康関連商品・携帯関連・サービス関連・旅行関連・アニメやゲームなどは20%以上の成長が目立っている。海外で知識や技術を学び中国本土で事業を開始している(通称:ウミガメ)が、ユニコーン企業を造り上げ、富裕層が増えている背景もあり今では世界第二位の経済大国へとなったのだ。
中国人富裕層たちが求めているのは、世界のハイブランド品やどこでも売っているモノではない。名前は知らなくても、確かな商品や唯一無二のサービスなど、あらゆる分野の“ハイエンド”を求めている。モノだけでなく、高額な医療サービス・投資用マンション・不動産なども注目されている。