Tea Ceremony
鎌倉時代に、中国の栄からお茶を持ってきたのが始まりといわれている茶道。
そしてそこから、茶室や茶道具、作法などにこだわった現代の茶道を確立したのが、千利休です。
その千利休が残した「四規七則」という言葉には、茶道の大切な心得が詰まっています。
「四規」とは、和やかな心であること、お互いに敬い合うこと、清らかであること、動じない心を持つことという、和敬清寂の精神を指します。
「七則」とは、客人をもてなすときに大切にするべき心構えのことで、心を込めてお茶を点てる、本質を見極める、季節感を大切にする、命を尊ぶ、心にゆとりを持つ、柔らかい心を持つ、互いに尊重し合うこと、の重要性を強調しています。
淡々とお茶を点て、ふるまっているように見えていても、随所に精神を落ち着ける所作、おもてなしの心が込められているのです。
お茶をいただく方もまた、相手に対する尊敬を込めて、美しいマナーで応えるのが作法とされています。
茶碗や掛物、着物なども、その時々の季節にちなんだものを用いることが多く、そういった点でも日本らしい感性にあふれた文化の一つと言えます。日本で、または東京で、本格的なTea Ceremonyをご希望の場合は、当社のライフスタイルマネジメントサービスをご活用ください。