三越日本橋店、高額利用の富裕層専用ラウンジを開設
写真:(c)Adobe Stock
三越伊勢丹は、三越日本橋本店の改装内容を見直し日本橋本店が強みとする富裕層の取り込みをさらに強める。
改装費用を当初計画の120億円から90億円に抑え、新たに年間購入額が300万円以上の顧客だけが利用できる接客ラウンジを設ける。三越伊勢丹には年間300万円以上購入するカード会員が1万6000人いるというが、当初の計画では館内に多数のアートギャラリーを設け、芸能・文化に関心のある新規客を呼び込む狙いだった。日本橋の商業開発で増加した20~30代の女性客の取り込みをめざしたが、17年4月に就任した杉江俊彦社長はこの方針を撤回し、引き続き富裕層の囲い込みに重点を置くという。
新設するラウンジは2018年秋に改装を終える予定で、買い物の相談に応じる担当者が常駐し、喫茶や軽食を提供する。利用客は荷物を預けてゆっくり買い物ができる。
参照:日本経済新聞
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