コンシェルジュ90名体制で富裕層対応を積極展開~日本橋三越~
三越伊勢丹ホールディングスは、現在改装中の日本橋三越本店(東京都中央区)の改装部分を10月24日にオープンすると発表した。
既に、富裕層専用ラウンジを設けるなど、国内外の富裕層の取込みを強化している三越伊勢丹ホールディングスだが、専門に助言を行う約90人のコンシェルジュらを配置し、顧客一人一人に合った提案を行い収益力を高めていく。東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年度には売上高を100億円上積みしていく予定で、「第1期再開発」と名付けた改装は主に低層フロアで行われる。オリンピック・パラリンピックの大会会場の建築家としても有名な隈研吾氏がデザインを手がけた本館1階部分が目玉の「おもてなし空間」となる。「第2期再開発」の改装は、婦人服フロアなどが対象で来年度中に完成する。
三越伊勢丹ホールディングスは改装費用を当初計画の120億円から90億円に抑えたと報じられていたが合計で約150億円を投じるとされている。また、改装に合わせコンシェルジュ約90名、ガイド約100名ら全ての接客人数合計約320人体制で接客を強化していく。顧客属性や購入履歴などのデータを全スタッフが共有し、それぞれ顧客に密着した提案によって、富裕層ら固定顧客への販売力を高める。
参照:産経Biz
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