インダストリー別
   地域別/エリア別
   ニーズ別/手法別
広告代理店向けコンペサポート
企業向けプレゼン評価サポート
企業向け社内プレゼンサポート
  1. HOME
  2. News
  3. 観光DXの資金調達 -Headoutが3000万ドルの資金調達に成功-

NEWS

お知らせ

業界情報

観光DXの資金調達 -Headoutが3000万ドルの資金調達に成功-

テッククランチによると、旅行体験アプリHeadoutがオミクロン株流行を乗り切り約34億円の追加資金を獲得した。新型コロナウィルス感染症の流行を受けて、旅行会社や航空業界を含め多くのビジネスがほぼ壊滅状態に陥った中、今話題の旅行予約スタートアップのHeadout(ヘッドアウト)は、ここ数ヶ月の国内旅行の回復に伴い成長を取り戻している。まだまだ回復に時間がかかっているビジネスが多い中、Headoutはなぜここまで回復できたのか。Headoutについて、なぜここまで回復できたのかについてみていこう。

Headoutとは

Headoutとは、消費者が世界中の都市でのツアーやイベント、その他の体験やアクティビティを予約できるサービスである。2015年にサービスを開始すると世界中に広がったが、その後、新型コロナウイルスが発生し、大きな影響を受けた。現在は、国内旅行の復調のおかげでビジネスは復帰傾向にあり、海外旅行ではなく国内旅行や地元の需要に応えることで、2021年1月以降800%の成長を実現し、7月までに同社はEBITDAで黒字化を達成、加えて約34億円の追加資金を獲得した。2021年秋には1200万ドル(約14億円)のシリーズBラウンドを完了し、そして現在、既存投資家たちはHeadoutの最新ラウンドにさらなる資本を追加するために戻ってきた。

どのようにこのパンデミックを乗り越えたのか

Headoutは、本来であれば倒産しかねないような難局を乗り越えてきた。ではいったいどのように乗り越えてきたのか。実際にこのパンデミックを受け、Headoutの「事業は2億5000万ドル(約285億円)超からほんの数週間で取るに足りない規模」になったのは事実だ。しかし、Headoutは店を閉める代わりに、国内旅行に重点を置き、自分の住む都市やその近辺を探索したい人々に対応する方針へと転換をしていったのである。現在では、国内旅行がビジネスの80%近くを占めており、パンデミック以前とは打って変わった状況となった。2021年11月までに約10倍の成長を遂げている。その後オミクロンの感染拡大に伴い、12月、1月は少し鈍化したが、この数週間、最新新型コロナウイルス変異種の感染がピークを迎え始めたことで、Headoutのビジネスはまたもや成長したのである。

今後の動向

人かつてのように旅行にいくことが難しくなった背景は否定できないが、ただ、旅行したい、さまざまなものを見たい、いろいろなことをやってみたいという欲求は、これまでと同じように高い。実際に、ある意味では、お金や時間を使いたい、経験したいという消費者心理や欲求は、新型コロナ後さらに高まっている傾向にある。私たちは今、大好きなものが奪われたらどんな生活になるのか、時間的にもアクセス的にも限界を感じている。現在、Headoutのマーケットプレイスとしては、世界50都市で旅行体験予約を提供していて、これまでに190カ国超から1000万人がHeadoutプラットフォームで体験を予約している。提供する商品のデジタル化で現地のサービスプロバイダーと直接連携し、直前の予約にも対応し、ダイナミックに価格を設定することで収益を上げている。予約の際に手数料が必要だが、現在試験的にサブスクリプションにも挑戦している。また、今回約34億円の追加資金を獲得したことで、Headouは事業拡大を目指しているところである。この2年間で、500都市にサービスを拡大し、短期的にはすべての職務で人員増員、今後数カ月で150人のチームをさらに200〜250人増やす計画だ。

製品面では、パートナーと消費者の両方の経験を向上させるのに資金の一部を投入する予定だ。例えば、パートナー向けには、駆け込みサービスの一覧や、ツアーに遅れて参加したいという人のために、ガイドの現在のライブロケーションを表示できる新しいツールなどを提供、また、ユーザー向けとしては、詳細は決まっていないが、ディスカバリーの改良に取り組んでいるところである。

まとめ

ここまでHeadoutがどのうようにこのパンデミックを乗り越えてきたのかを中心に簡単に説明してきた。パンデミックにより、多くのビジネスが影響を受けた中、Headoutは、どんな困難な状況でも諦めず、新しいことに挑戦をしていった。また、現在も進化を続けている。このようにコロナ禍を乗り切って大型の資金調達に成功する会社も今後どんどん出てくることになるだろう。当社の旅行部門にも大きな影響を与える成功の一例として紹介したい。こんな例から新しい富裕層旅行のニーズが掘り出されていくに違いない。コロッセウム、ルーブル美術館、エッフェル塔、などクロースディスパッチャーファクターをサイトのグローバルメニューで展開していることも非常に参考になる。

最新記事

サイト内検索

Translate »