近年SDGsに関するTV番組が企画されるなど、再生産・再利用の活動は日本でも高まっています。

富士の樹海のごみを登山客が拾って帰ったり、都会のハロウィンの参加者がゴミ拾いをしたりといった活動は、認知度が高いです。

さらに、寺院に供物として献じられたお菓子を、「神様からのおさがり」として、全国の経済的に困難な環境にあるこどもたちにおやつとしてくばる取り組みなどもあります。

また、いらなくなった家具や家電製品をごみとして処理するのではなく、近所のひとに無償で譲って使ってもらうアプリは、約65万世帯が利用しているという統計があります。

日本には「もったいない」という言葉があり、2004年に環境分野で初のノーベル平和賞を受賞したケニア出身のワンガリ・マータイが、環境を守る世界共通語としてこの言葉を提唱したことは記憶に新しいかと思います。

加えて、日本語には「ついでに」という言葉もあります。何かのアクションと一緒にこのアクションもしてしまおうという意味の言葉です。

使えるものを捨てないこと、余ったものを分け与えること、何かするついでに人や環境にいいことをすることは、日本が古くから大切にしてきた精神に直結しているかもしれません。

Regenerative Travelを体感するなら日本でしょう。その起点は東京です。